根掛かりでルアーを失くさないための準備と、失くしたときの記録
2026年10月30日
根掛かりは、ルアーが底の岩や障害物、海藻などに掛かって外れなくなることです。完全に防ぐことはできませんが、投げる前の準備と、掛かったときの落ち着いた対処で、失う数を減らせます。それでも失くしたものは、記録に残しておくと、次の釣行の判断に使えます。
掛かる前にできる準備
場所の下調べ
足元や周囲の地形を明るいうちに確認しておくと、根掛かりしやすい場所が見えてきます。岩やテトラポッド、杭、沈んだロープなどがある場所は、水面からでも手がかりが見つかります。干潮時は底が見えやすいので、潮が引いたときに様子を見ておく方法もあります。地図や海図、過去の釣行の記録も、水深や底質を推測する材料になります。
タックルの選び方
根掛かりしやすい場所では、フックが一つのシングルフックや、ガード付きのルアーを選ぶと、掛かる確率が下がります。ラインは、やや太めにしておくと、掛かったあとに引っ張って外すときに切れにくくなります。逆に、細いラインは感度に優れますが、無理に引くと先に切れてルアーを失います。底を探るルアーは、使う前にフックの錆びや曲がりも点検します。錆びたフックは折れたり伸びたりしやすく、掛かった魚を逃す原因にもなります。
操作の工夫
着底したら、ルアーを底に置いたままにせず、すぐに動かし始めると、障害物の隙間に入り込みにくくなります。リトリーブの途中でラインに違和感が出たら、強く合わせる前に、いったんロッドを立てずにゆっくり巻いて様子を見ます。底を引きずる釣り方では、底をたたいては浮かせる動きにすると、掛かりにくくなります。
掛かったときの外し方
力任せに引くほど、フックが深く食い込み、ロッドやラインを痛めます。ロッドを曲げた状態で強く引くと、ロッドが折れる原因にもなります。次の順に試す方法が一般的です。
- ラインを緩め、ルアーが浮き上がるまで数十秒待つ(潮や風でルアーの向きが変わって外れることがある)
- 立ち位置を変え、掛かった向きとは別の角度から、ゆっくり引く
- ロッドを寝かせ、リールを巻いてラインを軽く張り、ロッドをあおって外す
- ルアー回収器(ラインに通して滑らせ、ルアーの位置まで送って外す道具)があれば使う
- 外れないときは、ラインを手に巻かない。竿先をラインの方向にまっすぐ向け、タオルを巻いた手かスプールでラインを持って後ろに下がる(竿に負荷をかけない)。それでも外れなければ、ラインを切る
ラインを引っ張って切るときは、素手で巻き付けないようにし、手袋を使うか、ロッドの角度で逃がします。切れた瞬間、ルアーがこちらに跳ね返ることがあるので、顔や周囲の人に向けないように注意します。切ったラインは水中に残さず、回収して持ち帰ります。足場の悪い場所や、満ち潮で足元が浸かる場所では、外すことにこだわらず、安全を優先して切る判断が欠かせません。
失くしたときの記録
根掛かりで失くしたルアーを道具の一覧から消してしまうと、どれだけ失ったのか、どこで失いやすいのか、わからなくなります。次の項目を残しておくと、あとで役立ちます。
- いつ(日付)
- どこで(釣り場、釣行)
- 何を(ルアーの名前と値段)
- どのような状況だったか(底の様子、投げた方向など)
失くした数と金額がわかると、同じ場所に同じ種類のルアーを持っていくべきかを考える材料になります。値段を入れておけば、失くした合計の金額も計算できます。たとえば、ある釣り場で失くした数が続いたら、そこでは根掛かりしにくいルアーに替える、という判断ができます。
ルアバコでは、道具を削除せずに「殉職」として残せます。釣行と釣り場がひもづくので、あとから殉職の数を場所ごとに見返せます。