潮回りと時合いの基本(大潮・中潮・小潮と満干の前後)
2026年10月30日
海水面の高さは、月と太陽の引力でおよそ半日の周期で上下します。この上下に合わせて潮の流れが動くため、釣りでは「今日は何潮か」「満潮と干潮は何時か」が、釣行の日や時間帯を決める材料になります。ここでは、潮名がどう決まり、時間帯とどう結びつけて考えるかを整理します。
潮名は月の満ち欠けで決まる
潮の名前は、月齢(新月から何日たったか)に応じて付きます。新月の日を月齢 0 として、月齢は約 29.5 日で一周します。月と太陽が一直線に並ぶ新月と満月の前後は、二つの引力が重なって潮位の差が大きくなり、半月(上弦・下弦)の前後は引力が打ち消し合って差が小さくなります。
月齢を四捨五入して 0〜29 の整数にしたとき、潮名は次のように割り振られます。
| 月齢 | 潮名 |
|---|---|
| 0〜2 | 大潮 |
| 3〜6 | 中潮 |
| 7〜9 | 小潮 |
| 10 | 長潮 |
| 11 | 若潮 |
| 12〜13 | 中潮 |
| 14〜17 | 大潮 |
| 18〜21 | 中潮 |
| 22〜24 | 小潮 |
| 25 | 長潮 |
| 26 | 若潮 |
| 27〜28 | 中潮 |
| 29 | 大潮 |
この表は一般的な割り振りで、地域の暦や潮汐表と 1 日ずれることがあります。大潮は潮位の差が大きく、流れが速くなりやすい日、小潮は差が小さく、流れが穏やかな日、というのが一般的な理解です。長潮は小潮のあとの、潮の動きが最も緩やかな日、若潮はそこから再び動き始める日にあたります。
満潮・干潮と 1 日の流れ
多くの海岸では、満潮と干潮が 1 日にそれぞれ 2 回あります。満潮から次の干潮までは約 6 時間で、1 日たつと、同じ時刻の潮が約 50 分遅れます。昨日の満潮が 6 時なら、今日は 7 時近くになる計算です。
潮位は、満潮と干潮の直前に動きが小さくなり、止まったように見える時間があります。これを潮止まりと呼びます。満潮に向かう間を上げ潮、干潮に向かう間を下げ潮といい、その途中が最も流れが速い時間帯です。
時合いと潮の動き
時合いは、魚が餌を追って活発になる時間帯を指す言葉です。釣りの世界では、潮の動きが変わる前後に時合いがくると語られることが多く、次のような時間帯が目安として挙がります。
- 満潮の前後(上げ潮の終わりから下げ潮の初め)
- 干潮の前後(下げ潮の終わりから上げ潮の初め)
- 潮が動き始めて流れが出る、上げ始め・下げ始め
ただし、魚の活性は水温、天気、風、場所、魚種によって変わります。潮が動く時間と一致しても必ず釣れるわけではなく、その場所で過去に釣れた時間帯が、潮の目安より役立つ場合もあります。
自分の記録と潮を重ねる
潮回りは、潮汐表(公的な機関が出している潮位の予報)や、アプリの画面で調べられます。ただし、予報と体感が噛み合うかは、場所によって違います。そこで、釣れたときの潮名と時間帯を記録しておき、自分の通う場所でどの潮に釣れたかを後から確かめる方法があります。ルアバコでは、釣行ごとにその日の潮名を表示し、潮位の地点を設定すれば満潮・干潮の時刻も出します。成績では、釣果の時間帯を 4 時間ごと(0〜4 時、4〜8 時など)に集計します。
記録は件数が少ないうちは偶然の影響が大きいので、数回の結果で決めつけず、釣行を重ねてから傾向を見るのが無理のない使い方です。